無能 (1806)

フィラリアの予防薬と、ノミ・ダニの薬を
もらいに動物病院ヘ行ったときのこと。
ルルは車が好きで興奮しやすいので、
ナルと一緒に行ったんです。
獣医「ルルちゃんは今年で12歳ですか・・・
年取ってから太るとしんどいですから
太らないように注意してくださいね。」
ナル「ぷっ!(笑) ルル、飼い主のママに似て
太ってきたから注意しないとね。」(小声)
私 「よけいなこと、言うな!」(小声)
獣医「ノミ・ダニのお薬、いるんでしたよね?
じゃ、頭の後ろにつけておきますから
さわらないように気をつけてください。」
薬(液体)をぬり終わって診察は終了。
私 「ナル、ルルを診察台から降ろして!」
ナル「うん。」(・∀・)
私 「あーーーっ!
そんな持ち方しちゃダメ!」
ナル「えっ?」(・∀・;)
私 「今、獣医さんが言ったでしょ!?
あ~あ、ナルのほおに薬が付いちゃった。」
ナル「ご、ごめんなさいごめんなさい・・・」
ほおをティッシュでふき会計をすませ、
ルルを連れて車にのったんですが、
車内でもナルはずっと落ち込んでいて・・・
ナル「はぁ~、自分は無能な人間だ。」
私 「そんな大げさな・・・。
誰にだって ミスはあるんだし、
同じミスを繰り返さなきゃいいんだよ。」
ナル「いや、無能だよ!無能!無能!
こんな無能な人間は
何やってもダメなんだよ!」(大声)
私 「いやいや、そんなことないよ。」
(なんか様子がおかしいなぁ)
私 「もしかして、高校で何か嫌なことあった?」
ナル「実は今日・・・はぁ~。」
私 「なに?なんでも言って!」
( ̄Д ̄;; いじめか?トラブルか?
ナル「今日、漢字テストがあったんだけど
50点しか取れなくて・・・
来週再テストがあるんだ。
自分は無能だからきっと次も・・」(ぐずぐず)
私 「漢字テストで落ち込んでたのかよ!
ごちゃごちゃ言わずに
漢字練習しろーーーっ!」 ヾ(`◇´)ノ
帰宅後、漢字練習をしているナルの回りを
愛犬ルルは心配そうにうろうろしてました~。
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