もし部長になったら (1881)

ナルの高校の文化祭の前日。
ナル「ただいま~。」
私 「あかえり。遅かったね~。」
ナル「うん。文化祭の準備に時間がかかって・・
写真同好会のみんな、全然働かないから、
先生と俺だけで準備してたんだ。
展示作品(写真)も3分の2がが俺のだし、
あとは先生の作品だし・・・はぁ~。」
私 「写真同好会って、5~6人いたよね?」
ナル「うん。でも3年生2人は別の活動で忙しくて
ぜんぜん来ないし、2年生は何故か
ぜんぜん姿も見せないし、同じ1年のヤツは
やる気がなくてサボってばかりなんだ。」
私 「あ~、そんな感じだったら、ナルがそのうち
部長になるかもしれないね~。」
ゆめ「みんな働かなくて自分だけ働くんだったら、
部長になったほうがいいよ。
部長は嫌ですって断らないようにね。」
ナル「いや、断るつもりはない!
むしろ喜んで引き受ける。」
(´▽`) おおっ!やる気ある~!
ナル「ふっ・・・俺が写真同好会の部長になったら
大改革してやろうかと目論んでるんだ。
まずは部長の権限を強くして、
部会の回数を増やし、
作品のノルマを設定して・・・」
私 「やめて!!」(`Д´)
ゆめ「だめ、絶対!」(`Д´)
ナル「なんでだよ!?
人がせっかく やる気だしてるのに・・・」
ゆめ「部員のだ~れも望んでないこと、
やっちゃダメなんだよ!」
私 「部会が月に一回くらいしかないし、
ノルマがなくてのんびりしてるからこそ
写真部に入部してるかもしれないでしょ?」
ナル「・・・・しかたない。
部員を増やすために広報活動をするのも
あきらめるか。」
私 「それはやれよっ!!」
ナル「ふむ・・・じゃあ、やるか。」(・∀・)
ゆめ「でも、みんなが広報活動を嫌がったら
ナル君一人だけでやるんだよ!?
にこにこしながら一人で校門前に立って
部員募集のチラシを配ったり、
知らない人にフレンドリーに
話しかけたりできるの~?」
ナル「うっ!そ、それは・・・」 ┌|゚□゚;|┐
・・・・ナルはしばらく固まってました。
もし部長になることがあったとしても、
みんなの意見を聞かずに一人で突っ走るのは
やめてほしいなぁ。(汗)
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