初めてのバイト(2434)
ナルが初めてのアルバイトに行く日、
ナルは朝からそわそわしてたんです。
ナル「ママ、今日の上着、どれにしよう?
俺は黒のシャツが一番好きなんだが・・・」
私 「薄紫色のシャツがいいんじゃない?
明るくさわやかな感じがするし。」
ナル「俺は明るくさわやかな人間では
ないのだが・・・今日ばかりは
いたしかたあるまい。」(・∀・;)
(^◇^;) 大げさなんだから、もう!
着替えが終わった後もナルはそわそわ。
私 「ちょっとは落ちつきなよ!」
ナル「わ、わかってる。
洗顔は終わったしヒゲも剃ったし・・・
おっと!しばらく鼻毛を剃ってなかった。
ママ、鼻毛カッター貸してくれ。」
私 「はいはい。」
ウイ~ン ウィン ウィン♪
(鼻毛カッターの音)
ゆめ「ママ、ナル君を見て。」(小声で)
`;:゙;`;・(゚ε゚ )ブッ!!

(謎のポーズを取り、小気味よく
揺れながら鼻毛を剃るナル)
私 「ちょっ!何やってんの!?」
ナル「は???」
ゆめ「ナル君、さっきからずっと
スタイリッシュなポーズを取って
くねくね歩きながら鼻毛そってるけど、
それって楽しいの~?」(ニヤニヤ)
ナル「は? (・∀・;)
俺はそんなことしてないぞ?
普通に鼻毛をそってるだけだ。」
私 「普通はイスにすわって剃るよ!」
ゆめ「それか、鏡の前に立って剃るよ!
ナル君ったら テンぱりすぎなんだよ。
今日はホールの出入り口に立って
入学式が終わって出てきた人たちに
薄い情報誌を配るだけの仕事でしょ?
簡単なんだから、リラックスしなよ。」
ナル「簡単かどうかは、実際に
やってみなければわからない。」
(^◇^;) そりゃま、そうだけど
私 「ま、とにかく!
鼻毛そるのは、もういいんじゃない?」
ナル「まあ、待て!
今日は大きい声を出さねばならん。
発声を少しでも良くしたいから
鼻毛をよく剃っておかないと♪」
ヾ(*`Д´*)ノ 発声をよくしたいなら
発声練習しろよっ!
生まれて初めてのアルバイトとはいえ、
緊張しまくりのナルなのでした~。
【つづく】
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