募金(2892)
私は本年度、町内会の班長をしていて、毎月
15軒くらいを回って いろいろやっているのです。
7月は赤十字の募金の集金をしなければならず、
めんどくさいな~と思っていたら、ゆめが
手伝ってくれることになったのです。
私 「簡単な説明で、みんな、すぐにお金をだしてくれて
よかった~。毎年のことだから慣れてるんだね。」
ゆめ「そうだね。でも逆に心配だよ。
募金お願いしますって言ったら、
ろくに説明を聞かずにホイホイお金出すなんて
募金サギがなくならないはずだよ。
募金サギって最初に誰が考えたんだろう。
頭がいい!感心しちゃう!」(´▽`)
(^▽^;) コラコラ!
感心するなってば!
私 「次のお宅でおしまいだね。
ゆめ、ずっと領収書を書く係だったけど、
今度は説明係する?」
ゆめ「やめとく。ふだん見かけない若者が募金の説明って、
むっちゃ詐欺くさいじゃん。
近所の人に面がわれてるママが説明して!
私は後ろでニコニコしてるから♪」
私 「はいはい。」
80歳すぎのAさん(男性)が一人暮らししている家に
入り、募金の説明をすると、
A 「暑い中、ご苦労様でございます。
お金は2階の部屋にあるから、取ってきますね。」
よろよろしながら階段をあがるAさんを見て、
私たちはドキドキハラハラ。
A 「おまたせして、もうしわけありませんねぇ。
はい。これ(千円札)、お願いします。」
私 「えっ!1000円ですか?
みんな500円だったので、500円でいいですよ。」
A 「えっ?それはどういう・・・・
(ゆめの顔を見て、急に元気になって)
もう~、怒ったぞ~、プンプン!な~んてね。」

(;´Д`) さっきまでよろよろしてたのに、
いきなり、何?
反応しづらい・・どうすりゃいいの?
私 「1000円でも結構です。ありがとうございます。」
ゆめ「ありがとうございます。」
A 「そうでしょそうでしょ~?(⌒∇⌒)
年寄りがお金を持っていても仕方ないんです。
困ってる方や お若い方のために
お金を使いませんとね。ふぉっふぉっふぉ!」
ゆめ「領収書、すぐ書きますね。」
A 「ゆっくりでいいんですよ。ふぉっふぉっふぉ!」
領収書を手渡した後、玄関を出て歩き始めると、
Aさんがスタスタと追いかけてきて
A 「若いのに募金活動して、えらいねぇ。
でも、今は本当に暑いから気を付けてね。
若いからって無理したらダメですよ。
水分補給しながら行動してね。」(⌒∇⌒)
ゆめ「はい、ありがとうございます。」
(^▽^;) Aさん、ゆめに夢中や!
私なんて目もくれやしねえ!
・・・帰宅後・・・
私 「Aさん、いつもと違って元気だったなぁ。
若い女の子がきてくれて嬉しかったんだね。」
ゆめ「いつも、あんな感じゃないの?」
私 「あんなポーズをとって、おどけたりしない。
いつもは、もの静かなおじいさんだよ。」
ゆめ「いくつになっても、男は
若い女に弱いってことか。
ちょろいな。詐欺し放題やで!」(゚Д゚)
ヽ(`Д´)ノ 詐欺の話題から離れろ!
お前はそれしかないんかいっ!
まあ、なにはともあれ、
Aさんが喜んでくれたようでなによりです。
町内会の班長のお仕事は、来年3月まで。
Aさんのお宅に行く用事があるときは、また
ゆめと一緒に行ってあげようかなぁ。
元気ハツラツ&熱烈歓迎、すごかったもん。(;^ω^)
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